犬を1匹飼う労力は、猫を4~5匹飼うのに相当すると言われています。
犬を3匹飼うと言えばそれ程でもないと思いますが、猫15匹に換算し直すと、ペットを飼ったことが
無い方でも想像はしやすいかと思います。
また、「老犬介護と病気の子の看護の現実」でもお話しますが、元気なうちはそれ程でもない世話も、
シニア犬の世話を3匹ともなると、飼い主さんは肉体的・経済的・精神的な側面で相当疲弊します。
可愛い盛りの時だけ可愛いがり、面倒がみられなくなったら捨てることの無い様、
自身のキャパシティー内の数を受け入れる様にしましょう。
それでは、多頭飼いにおいて何匹くらいを飼うのが適正かと問われますと、やはりその方の「経済力」や
「体力面」、「生活スタイル」などに左右されますので一概には言えませんし、「雄雌の組み合わせ」や
「大型、中型、小型犬の組み合わせ」にもよるものですが、
一般的には3匹程度までが適正ではないでしょうか。
また、その根拠としては以下の点が挙げられます。
○ あながた自身が全ての子を抱きかかえられるか?
○ 終生面倒をみることができるか?
○ 全ての子に、同様のしつけや愛情を注げるか?
先住犬がいるご家庭で保護施設から犬を引き受けるにことになった際、情が湧いてしまい何匹かを
一気に引き受ける方もいますが、経験上、3匹までと4匹以上では飼い主さんにかかる追々の労力が
相当変わります。
多頭飼いをする際は、
今一度、冷静に考えてみてください。
(飼う犬の数に比例して、必ずしも幸せ度が増すわけではありません)
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