犬を飼う事で、犬は人間に何かを与えてくれるのでしょうか?
結論から申し上げますと、【万人に与えてくれる何かは「何も無い」】という事です。
生き物は本能または欲求に忠実なため、「ご飯を食べたくなったり」「トイレに行きたくなったり」
「構って欲しくなったり」すると、(特にしつけをしていない際)飼い主の事情に構わず要求吠えや
室内を走り回ってアピールをしたりとするものです。
一方、飼い主側からすると、日常における一般的な本音は
「放っておいても勝手に飼い主を理解し、自分の都合が良い時に甘えてきて欲しい」
「自分が都合の良い時に犬を散歩に連れて行きたい」
「放っておいても勝手にえさを食べて欲しい」
「もっと簡単に言う事を聞いて欲しい」
「疲れた日や忙しかった日は世話をしたくない。そっとしておいて欲しい」
と言ったところでしょう。
犬を捨てる人は、この現実と本音のギャップが激しくなるにつれて
〇 段々と世話をする事が億劫になる
↓
〇
無関心や飼育放棄
↓
〇 遺棄・保健所への持ち込み(殺処分の依頼)
という思考をたどります。
では何故、愛犬家の皆さんは手間をかけてまでギャップを埋めながら犬を飼うのでしょうか?
それは決して「一度受けいれてしまったから…」というネガティブなものではありません。
愛犬家の皆さんは、むしろ犬はきちんと飼えば飼うほど、「癒し」感じる事ができる
のを、知っているからなのです!
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