毎年6月が近くなると、世界各国の保護活動家による犬食反対運動の活動が特に活発化します。
その理由が、中国の楡林市(玉林市:ユリン市またはユーリン市)で行われている犬食祭によるものである
ことは、犬を飼っていない日本の方々へも徐々に知られる様になりました。
ところが、ほとんどの日本人が「他国の食文化に口出しすべきでない」との理由で、犬食祭りの実態を
知ろうとはしません。
また、海外の保護活動家による活動というだけで、何か過激な思想を持った団体が騒いでいるだけだと
勘違いをし、実際に彼らが玉林市の犬肉祭の現場において、
「どの様な真意で何を行っているか」を知ろうともしません。
そして、一番の問題は、この日本人による「食文化」を建前とした不干渉の姿勢が逆に、
自分達の日本の食文化を貶めていることに気付いていない」という点です。
最終的に、それでも「食文化である以上口出しすべきでない」という結論を出すのであるのならば、それは
一つの主張として問題ありません。しかし、それを根拠あるものとするためにも、まずは、ユリン市の犬食祭と
保護団体の現在の活動について、本記事では紹介したいと思います。
※ここでは便宜上、保護団体(・保護活動家)=犬食反対運動とします
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