犬のしつけとマナーについて_第1話/犬のしつけとマナーの定義とは?

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犬のしつけとマナーとは、そもそもどういう事を指すのでしょうか?

皆さんの中には「公園でうんちを平気で放置する無責任飼い主」を、
実際に見たことがある方がいらっしゃるかもしれません。

また、皆さんの中にはテレビで、
 「(かわいさの余り)しつけをしてこなかったため、我がまま犬となってしまった子が家の中を荒らす映像」を
目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

一見、両者は別々の問題に見えますが、根本的には同じ問題であると言えます。
これから犬を飼われる方は
しつけとマナーは別々の問題ではなく、密接な関係がある事を理解して頂いたうえ、

特にマナーにおいては、駄目な飼い主の真似をして「周りもやっているから自分も良いだろう」
と、低きに流れるのではなく、一般的な常識・モラルの視点をもってペットを飼って頂きたいと思います。
(なお、甘やかしが必ずしも悪いわけではありません:後述)




犬のしつけとマナーの定義

● マナーとは…
  
飼い主が、飼い犬に伝達すべき(人間・犬)社会のルール】です。
  従って、飼い主がそのルールを理解していることが重要になります。
  また、ここでいうルールは法律だけでなく、倫理観や道徳観などを含みます。

● 犬のしつけとは…
   【飼い犬とのコミュニケーション手段の1つであるとともに、
    犬が(人間・犬)社会で生きるうえでのルールやマナーを行動として具体的に伝えること】です。
    また、それは飼い主が犬に代わって犬を飼うことへの責任を担保することも意味します

    従って、犬を飼うにあたり「しつけをどこまでするか?」「しつけをしないことへのリスク」を、
    飼い主さんは考慮する必要があります。

「うちの子はお行儀が良いですよ~」と言う飼い主さんの小型犬が、目を離すとやんちゃだったり、
「うちの子はしつけがばっちりです!」と言われた犬が、外でボール一つ持ってこれない、
という場面をよく目にしますが、これはマナーまたはしつけのいずれかの認識不足によるケースです。

そして、上記の様な「飼い主さんの認識不足または自分への過大評価」は、トラブルの原因となる可能性が
あることを、皆さんにはご理解頂きたいと思います。




覚えておくべき犬とのコミュニケーション場面

飼いイヌ と 飼い主

本シリーズでは上記の「定義」と「コミュニケーション場面」をもとに、(ペット可・ノーリード禁止)公園を
舞台として、マナーとしつけについて考えてみたいと思います。




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